作文のテーマを決めるコツ

車を運転していたときの出来事。

ちょうど小学生の下校時間と
重なったのか、
ランドセルを背負った
子どもたちが
歩道を歩いていました。

「今日もお疲れさん」

そう呟きながら
いろいろな表情の
子どもたちを
眺めていました。

その時でした!

ひとりの男の子が
通り過ぎようとした道端を
二度見して、
何やら覗きこみだしたのです。
私は運転中だったので、
それが何なのかを
確かめることはできませんでしたが、
「今日の彼の日記の題材は決まりだな」
と思いました。

私ならその時の「ときめき」
を書くからです。

1日の中で、
最も心が躍ったその瞬間を……。

そう。

日常のちょっとした発見や感動が
日記、そして、作文のテーマに
なるのです。

そのように
子どもたちにアドバイスすると
「そんなことが?」
とか、
「別に、みんなも思ってるよ。」
とか言います。

しかし、
そんなことこそ
テーマにうってつけなのです。

私は小学生の頃、
スズメが電柱に留っている様子を見て、
「あのスズメ、電気が流れないのかな〜」
と思い、日記に書いたことがありました。

すると先生から
「なんという鋭い観察眼!」
と感心されました。

自分が何気なく感じていることや
やっていることが、
他人からすると
思ってもみないことかもしれないのです。
もうすぐ夏休み。

必ずと言っていいほど、
作文が宿題として出されます。

作文を書くにあたって、
最初にぶつかる壁が
「テーマ決め」
です。

だからこそ私は、
毎年のように
テーマ決めで悩んでいるお子さんには
日記を書くことをお勧めします。

1日5分でもいい!

その日あった
「最も心が動いた出来事」
を書き留めるのです。

するとその日記が
作文を書くための
「テーマメモ」
になります。

「日記を書いていなかった」
というお子さんがいらしたら
4月から今日までで
「最も心が動いた瞬間」
を3つほど挙げてみましょう。

「絵に描けるほど、
鮮やかによみがえる出来事を!」
です。


子どもたちは、
日々、様々なことを
感じ、考えています。

そして、それは
その子自身の「オリジナリティ」であり、
その子だけのものです。

しかし、記しておかなければ
せっかくの「一瞬の輝き」
も忘れてしまいます。


一日一日のかけがえのない経験、
記していますか。


その一日一日の積み重ねが、
とんでもない自分を発見することにも
つながるかもしれませんよ。





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